飼いたい虫を探す|国産のカブトムシ・クワガタを、育てやすさ・寿命・越冬で見くらべる

飼いたい虫を探す|国産のカブトムシ・クワガタを、育てやすさ・寿命・越冬で見くらべるのイメージ 虫をえらぶ

飼いたい虫を選ぶ前に、決めておくことは次のことだけです。夏に温度を下げられる場所があるか。何年もいっしょにいたいか、その年かぎりでよいか。幼虫まで育てるかです。

このことが分かると、候補はほとんど決まります。暑い季節の置き場所、続けて世話ができる時間、幼虫用のごはんや入れ物を用意できるかを、家族で先に話してみましょう。

名前や大きさだけで急いで決めなくて大丈夫です。表を使って、家に合う虫をしぼりこんでいきます。

ぜんぶ見くらべる

列が多い表では、まず「冬をこせる?」と「ちょうどよい温度」を見てください。冬をこせる種なら、来年も同じ虫とくらせる可能性があります。ただし、地域や置き場所の温度、虫のようすによって変わります。

「ちょうどよい温度」は、夏に冷やす場所や道具が必要かを考える手がかりです。部屋の温度だけでよいかは、家の暑さや置き場所によってちがいます。表の数値や育てやすさは、項目ごとの注記や出典と合わせて確認してください。

次に、幼虫まで育てるなら「たまごを産む場所」と「幼虫のごはん」を見ます。表の虫の名前を押すと、その虫の飼い方のページへ行けます。まだページがない虫は、名前だけが出ています。

国産のカブトムシ・クワガタを見くらべる
種類 おとなの虫でいる期間 冬をこせる? ちょうどよい温度 大きさ(オス) たまごを産む場所 幼虫のごはん 育てやすさ
カブトムシ 2〜3ヶ月 こせない 20〜28℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) やさしい
オオクワガタ 24〜60ヶ月 こせる 20〜25℃ 28〜77mm 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) やさしい
コクワガタ 12〜48ヶ月 こせる 20〜25℃ 18〜50mm 木の中(産卵木) 土(発酵マット) やさしい
ヒラタクワガタ 24〜48ヶ月 こせる 20〜25℃ 18〜85mm 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) ふつう
ノコギリクワガタ 2〜4ヶ月 こせない 20〜28℃ 21〜77mm 土の中 土(発酵マット) ふつう
ミヤマクワガタ 3〜6ヶ月 こせない 16〜22℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) むずかしい
アカアシクワガタ 12〜36ヶ月 こせる 18〜20℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) ふつう
スジクワガタ 12〜36ヶ月 こせる 22〜25℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) やさしい
ヒメオオクワガタ 12〜24ヶ月 こせる 18〜21℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) むずかしい
ネブトクワガタ 6ヶ月 こせない 23〜25℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) ふつう
アマミノコギリクワガタ 3ヶ月 こせない 23〜28℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) やさしい
サキシマヒラタクワガタ 12〜24ヶ月 こせる 18〜28℃ 未確認 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) やさしい

はじめの1ぴきにするなら

育てやすさが「やさしい」種。たまごからおとなの虫になるまで、売っている用品だけで足りる。

はじめの1ぴきにするなら
種類 おとなの虫でいる期間 冬をこせる? ちょうどよい温度 大きさ(オス) たまごを産む場所 幼虫のごはん 育てやすさ
カブトムシ 2〜3ヶ月 こせない 20〜28℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) やさしい
オオクワガタ 24〜60ヶ月 こせる 20〜25℃ 28〜77mm 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) やさしい
コクワガタ 12〜48ヶ月 こせる 20〜25℃ 18〜50mm 木の中(産卵木) 土(発酵マット) やさしい
スジクワガタ 12〜36ヶ月 こせる 22〜25℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) やさしい
アマミノコギリクワガタ 3ヶ月 こせない 23〜28℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) やさしい
サキシマヒラタクワガタ 12〜24ヶ月 こせる 18〜28℃ 未確認 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) やさしい

何年もいっしょにいたいなら

おとなの虫のまま冬をこせる種。同じ虫を来年も飼える。

何年もいっしょにいたいなら
種類 おとなの虫でいる期間 冬をこせる? ちょうどよい温度 大きさ(オス) たまごを産む場所 幼虫のごはん 育てやすさ
オオクワガタ 24〜60ヶ月 こせる 20〜25℃ 28〜77mm 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) やさしい
コクワガタ 12〜48ヶ月 こせる 20〜25℃ 18〜50mm 木の中(産卵木) 土(発酵マット) やさしい
ヒラタクワガタ 24〜48ヶ月 こせる 20〜25℃ 18〜85mm 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) ふつう
アカアシクワガタ 12〜36ヶ月 こせる 18〜20℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) ふつう
スジクワガタ 12〜36ヶ月 こせる 22〜25℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) やさしい
ヒメオオクワガタ 12〜24ヶ月 こせる 18〜21℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) むずかしい
サキシマヒラタクワガタ 12〜24ヶ月 こせる 18〜28℃ 未確認 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) やさしい

その年かぎりと知って迎えるなら

おとなの虫が冬をこせない種。秋にいなくなるのは寿命であって、世話の失敗ではない。

その年かぎりと知って迎えるなら
種類 おとなの虫でいる期間 冬をこせる? ちょうどよい温度 大きさ(オス) たまごを産む場所 幼虫のごはん 育てやすさ
ミヤマクワガタ 3〜6ヶ月 こせない 16〜22℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) むずかしい
ネブトクワガタ 6ヶ月 こせない 23〜25℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) ふつう
ノコギリクワガタ 2〜4ヶ月 こせない 20〜28℃ 21〜77mm 土の中 土(発酵マット) ふつう
カブトムシ 2〜3ヶ月 こせない 20〜28℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) やさしい
アマミノコギリクワガタ 3ヶ月 こせない 23〜28℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) やさしい

夏に冷やす道具がいる種

部屋の温度のままでは日本の夏をこせない種。買う前に、冷やす場所があるかを決める。

夏に冷やす道具がいる種
種類 おとなの虫でいる期間 冬をこせる? ちょうどよい温度 大きさ(オス) たまごを産む場所 幼虫のごはん 育てやすさ
ミヤマクワガタ 3〜6ヶ月 こせない 16〜22℃ 未確認 土の中 土(発酵マット) むずかしい
アカアシクワガタ 12〜36ヶ月 こせる 18〜20℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) ふつう
ヒメオオクワガタ 12〜24ヶ月 こせる 18〜21℃ 未確認 木の中(産卵木) 土(発酵マット) むずかしい

幼虫にお金がかかる種

幼虫がきのこの菌のびん(菌糸ビン)を食べる種。土(発酵マット)より費用がかかる。

幼虫にお金がかかる種
種類 おとなの虫でいる期間 冬をこせる? ちょうどよい温度 大きさ(オス) たまごを産む場所 幼虫のごはん 育てやすさ
オオクワガタ 24〜60ヶ月 こせる 20〜25℃ 28〜77mm 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) やさしい
ヒラタクワガタ 24〜48ヶ月 こせる 20〜25℃ 18〜85mm 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) ふつう
サキシマヒラタクワガタ 12〜24ヶ月 こせる 18〜28℃ 未確認 木の中(産卵木) きのこの菌のびん(菌糸ビン) やさしい

決められないときは、夏の置き場所から先に決めましょう。温度を下げられる場所があるかを考えてから、おとなの虫と過ごしたい長さ、幼虫まで育てるかを選ぶと、無理のない候補が見つかります。

つかまえてきた虫をそのまま飼うときは、選ぶ余地がありません。その虫の飼い方のページを読んで、置き場所、ごはん、冬の世話を確かめてから迎えてください。

出典

本文の数値は次の資料を参照しています。飼育データは出典によって幅があるため、本文では幅のまま示し、確認できなかった項目は「未確認」と記載しています。

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